【小説】1月末、まさに今のこの時期、有名私立の女子中学生が人知れず、電車の中で尿意を我慢して震えていた。

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おしっこ我慢小説の紹介です。

「シズクのおと」さんというサイトには、たくさんのオリジナル小説があり、どれも、おしっこ我慢をする女の子たちの苦難に満ちたお話になっています。

その中で、今回は、トイレのない電車の中で、おしっこを我慢する女子中学生の話をご紹介します。

 

内容を少し抜粋させていただきます。

まずは冒頭部から。

寒風の吹く1月末。コートにマフラー、手袋と防寒対策に身を包んだ人々が、一様に階段を昇り改札をくぐる。都心から電車で1時間という郊外の立地にふさわしく、朝の7時半過ぎともなれば、駅には雑踏が絶えない。
(はやく、はやくっ……)
そんなせわしない朝の雑踏の中を、早足で駆けてゆく少女の姿がある。

 

 

(中略)

 

(は、はやく、トイレ……漏れちゃう……!!)
こんなにもトイレのことで焦ったのは、産まれてからも初めてだ。一刻も早くおしっこがしたい――トイレに入りたい。頭の中をそのことだけでいっぱいにして、ユミはふらふらと改札口へ急ぐ。
(っ、……あとちょっと、…ガマン、ガマンっ……)
そうして呪文のように我慢という単語を繰り返し、辿り着いた駅の構内にも、すぐにはユミの求める安息の場所はない。

 

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電車に乗り遅れそうなユミちゃんは、大急ぎで改札を抜け、トイレに駆け込もうとしますが、なんと、定期の期限切れで、改札が抜けられません。

 

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はやる気持ちをおさえ、ユミが早足で自動改札を抜けようとしたその時だ。
ばちんっ、という音と共に赤いランプが光り、警告音が鳴る。
「え……っ」
左右から飛びだした自動改札の通行防止板に行く手を遮られ、急いでいた勢いのままにユミはがくんとつんのめってしまう。
(ぁあああぅ?!)
ちょうど突き出した板が、コートの上からぎゅぅっとユミの下腹部を圧迫し、ユミは反射的にびくんっと背筋を跳ね上げた。ただでさえ余裕のないほどずっしりをおしっこを詰めこんだ膀胱が、外からの圧力に無理矢理押し潰される。
(っ、ダメ、だめえ……が、っ、がまん、ガマンしてっ……!!)
鞄を持った手で尿意を捻じ伏せ、慌ててもう一度定期を改札の読み取りに押しつけるが、結果は同じ。繰り返されて浮かんだメッセージは、定期の期限が昨日で切れていたことを知らせていた。
答えは明白。
このままでは、トイレに行けない。
(う、ウソぉっ……!!)
よりによってこんな時に――悲鳴を上げそうになったユミの後ろで、並んでいたおじさんがことさらにはっきりと舌打ちをした。不機嫌そうな表情で、列の後ろの人々が隣の改札に迂回してゆく。
人の流から切り離され、立ち止まってしまったユミの背中を、我に帰る暇もなくイケナイ感覚がじわじわと這い登る。冬の冷気がスカートの下に忍び込んで、下着の上を滑ってゆく。
(ふぁあああぅんっ……!!)

 

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どうなるユミちゃん!?

 

続きはこちらから!

→冬の電車の話。 

「シズクのおと」さんには、優良な小説がたくさんありますので、小説がお好きな人にはオススメです。